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アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎 症状に合った重炭酸温浴NO療法で改善します

2023.05.25 奴久妻 智代子

アトピー性皮膚炎 症状に合った重炭酸温浴NO療法で改善します

アトピー性皮膚炎は、皮膚を乾燥や異物の侵入から守る角質層のバリア機能が低下し、様々なアレルゲン(抗原)が皮膚に侵入してアレルギー反応を起こすことで発症します。
皮膚のバリア機能は、水道水の残留塩素や毎日体を洗う洗剤に含まれる合成化学洗剤や化学物質、色や香料の化学物質が大量に入った入浴剤の影響などで低下し、その結果、体は化学ストレスをうけ、免疫機能が異常反応して症状が悪化してしまいます。皮膚の炎症を抑え、バリア機能を回復させるためには、バリアを破壊する化学洗剤の使用をやめ、残留塩素の除去や、入浴時の化学物質の排除を行い、化学ストレスを無くすことで、自律神経を改善し、血流を上げ、体温を高めて、自己免疫力の強化や、自己治癒力の調整などによりアトピー症状が改善されます。
アトピー性皮膚炎の患者さんにとって、入浴は沁みるような痛みを伴うことが多く、熱い湯にさっと入って済ませることが多かったと思いますが、重炭酸温浴NO療法では、化学洗剤を使わず、38とか39度のぬるい温度で、肌を刺激する化学洗剤なしに、浸かるだけで素手で優しくこする程度で体の垢もニオイの元も綺麗に洗浄してくれ、かゆみなく入浴する事ができるので、オールインワン入浴剤の重炭酸入浴で、患者さんのストレスを軽減し快適な日常生活を取り戻すお手伝いをします。

こんな症状でお困りではありませんか?

かゆみ、赤み、湿疹、かさつきやただれ、皮膚の肥厚などの症状が、体の特定の部位で半年以上続いてはいませんか?子供だけでなく、いまや大人にも深刻な疾患であるアトピー性皮膚炎では、これらの症状に加え、激しいかゆみによる睡眠の質の低下や疲労の蓄積など、全身状態にも多大な影響を及ぼしています。
現在のところ治療法としては、ステロイドや免疫抑制剤の塗り薬、かゆみ止め等、皮膚の炎症を抑えるための対症療法と、皮膚の保湿等スキンケアが中心ですが、治療は一時的で本質的な解決には至らず、なかなか収束し治りません、かゆみが増悪と寛解を繰り返すケースでは原因がこれまでの化学洗剤や残留塩素や色や香りの化学物質が満載の入浴剤などの刺激ある入浴習慣にあるので、是非重炭酸温浴をお試しください。免疫が改善される初期の段階でお肌や幹部が赤くなりかゆみが出ることもありますが、あきらかに免疫の改善を示す、抗原抗体の変化です。重炭酸入浴剤を少し少なめに入れて じっくり慣らしながら改善してゆきましょう。

治らないアトピー性皮膚炎の原因は入浴習慣にあるのかもしれません

石鹸やシャンプー、ボディーソープなどの使い過ぎ、洗い過ぎは、わたしたちの体を異物の侵入から守っている角層の皮脂バリアの皮脂を抜いてしまいバリア構造を壊して、化学物質のバリアを破壊し異物や細菌の体内への侵入を加速させアトピー性皮膚炎の発症や肌や髪の保湿を悪化させる要因になっているかもしれません。これらの製品には、合成界面活性剤や抗菌剤などの有害な合成化学物質が含まれていることが多く、これら化学物質の使い過ぎは皮脂バリアの破壊を招きます。
バリア機能が低下した傷ついた皮膚からは、有害な物質が吸収されやすくなります。皮膚から吸収された有害物質は経皮毒として体内に蓄積し、慢性のストレスとなって交感神経を刺激し、血流を悪くしてアトピーをますます悪化させるリスクがあります。
アトピー皮膚炎の患者さんにとっては、水道水の残留塩素も沁みてかゆく辛いもの、また市販の入浴剤に含まれる合成香料や着色料やリンゴ酸やフマル酸やコハク酸など化学合成有機酸でさえも化学ストレスや刺激となり、血流を下げ、肌刺激しつらいバスタイムとなるため入浴を避けるようになる患者さんも多く、このような場合は、化学物質を全く含まない純正重炭酸入浴剤化学洗剤やシャンプーを一切使わず入浴してみてください、化学洗剤なく汚れもニオイも綺麗に洗えるため、お勧めします。

自分に合った温浴方法で改善を

皮膚の炎症を抑えてバリア機能を回復させるには、化学洗剤や残留塩素など殺菌剤などの化学物質を排除した上で肌への刺激のない入浴を続け、血流を良くして修復能を高め、免疫を強化調整することが重要です。アトピー性皮膚炎の患者さんにとってお風呂は沁みて辛い時間であることも多いのですが、そんな方にこそ化学洗剤なく入れる重炭酸温浴NO療法は適しています。この重炭酸温浴NO療法でご使用いただく重炭酸入浴剤は主に重曹、クエン酸とビタミンCからなり、ビタミンCの作用で水道水の残留塩素を瞬時に分解し無害化、過敏になった皮膚にも刺激の少ない中性のお湯を作り出します。重炭酸イオンの働きで表皮の老廃物を吸着して洗浄剤を使わなくても汚れや臭いを除去してしまい、さらに経皮吸収された重炭酸イオンが一酸化炭素(NO)分泌を高め、血管を拡げて血流を亢進するため、高い温度の力を借りずに重炭酸イオンの力で38~39℃のぬるめの湯温でも体温を上げることが報告されており、化学刺激も温熱刺激もないお風呂環境で、安全に血流を上げることができます。
また、重炭酸温浴療法には自律神経調整作用や免疫調整作用の他に、継続による抗炎症作用も認められており、重炭酸温浴が免疫の暴走を抑えて炎症を鎮静化し、皮膚の修復を促してバリア機能を回復することが期待されています。

1日15分、2ヵ月間の重炭酸温浴によって改善した例をご紹介します

実際に皮膚科でアトピー性皮膚炎と診断され、抗アレルギー剤の内服でも改善をみず、頭皮の落屑や腹背部・上肢・陰部を中心とした全身のジベル薔薇色粃糠疹(全身あるいは体幹を主とした部位に紅斑たくさんできる皮膚疾患)や掻痒性湿疹の悪化がみられた症例で、ステロイド軟膏を中止し、栄養指導と1日15分から25分間の重炭酸温浴を継続したところ、8週間後には頭皮や背部を中心とした全身の湿疹や痒みはほぼ消失し、抗アレルギー薬も排薬となった症例もあります(島根県福田克彦医師によるデータ)。また、仙台アレルギークリニックの丸山修寛医師によるデータでは41名の患者が2か月重炭酸温浴し39名のアトピー症状が改善したとの報告があります(以下)。

重炭酸温浴によるアトピー性皮膚炎改善効果(50代男性の場合、仙台アレルキークリニック)


アトピー性皮膚炎は、世界中の多くの人が罹患している皮膚疾患で、肉体的にも精神的にも大きな苦痛をもたらしますが、適切かつ意識的なケアによって苦痛を軽減することは可能です。適切な温度とpHの重炭酸塩を入れた化学洗剤を使用しない温浴で、貴重で有効な解決策となります。適切な入浴習慣を身につけることで、症状の悪化を防ぎ、さらには肌のバリア機能を回復させ、炎症を抑えることができるのです。

参考資料

第5回日本先制臨床医学会学術記念大会(2022)/Scientific Reports 11, 21789 (2021)